JUDF|スクーバダイビング 指導団体 全日本潜水連盟

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  • 2023.07/06

    東京ベイ・クリーンアップ大作戦:お台場海底清掃を開催

    コロナの影響で3年のブランクがある中、6月10日(土)に「お台場海底清掃(東京ベイ・クリーンアップ大作戦の一部)」が開催され今回で24回目を迎えました。前回の時はお台場がオープンウォータースイムやトライアスロンの競技会場となることもあり、オリンピック2020前年は当初中止が決定していましたが、組織委員会と交渉の結果、オリンピック委員会からその実績と公共性を認められ、海底清掃のみ特別プログラムとして実施されました。(他の一般イベントは全て中止)

    これは「東京湾を泳げる海に」をスローガンに掲げ、元JUDF理事長・須賀次郎氏が中心になって立案。東京海上保安部に相談して、業界に関わる多くの方々の賛同・ご協力を得て、東京海上保安部に初回の事務局を設置、お台場海浜公園(人工砂浜)で始まった行事です。(環境月間である6月に毎年開催)

    第2回目以降は(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団:略称Kissport財団)に事務局を移し、「東京ベイ・クリーンアップ大作戦」の一部(6月9月11月の年3回開催の内、第1期/6月のみ)として海底清掃を開催しています。

    本事業は多くの行政機関や各企業・組織のご協力を頂いて実行委員会を結成し、我々JUDFは当初よりこの活動の中心的メンバーとして行事の運営に携わっています。特にダイバーの管理などに関しては専門組織として認識されており、毎回JUDFメンバー各位のご協力を得て運営に当っています。

    当日は梅雨入りした直後でしたがこの日だけは雨が降らず、曇天でも日焼けする蒸し暑さの中、海底清掃にはスクーバダイバー44名、スキンダイバー15名、陸上参加者も10名弱の参加がありました。行事許可申請の関係もあり、海上には警戒船1隻とPWC・1艇も配置し、ダイバー監視用のゴムボートも配置しました(海浜清掃・ビーチクリーン部門は当日参加受付した方だけで426名)

    今回は指導団体NAUIの社長も一般参加者として3名で申込があり、ボランティアで活動されました。

    透明度がほぼゼロの中、ゴミの回収の合間に生物を観察したダイバーも多く、笑顔で上がってきました。

    また東京都島しょ農林水産総合センターにより「水生生物観察会」も同時開催され、目の前のお台場の海に棲む生物を展示。海上保安庁からは「うみまる」君も潜水士姿で参加。一般の参加者や家族・子供連れの来園者などにも好評な中、全てのプログラムが盛況のうちに無事終了することができました。

    ゴミの量は可燃・不燃、カン、ビン、ペットボトル等 180kg、海底清掃部門では合計26kgでした。

    文頭に書きましたように、この活動がオリンピック委員会にも特別プログラムとして認められたことは、我々JUDFの社会貢献活動として誇れる行事だと思います。

    毎回のことではありますが、当日は早朝よりダイバーの受付や設営、誘導、海域設定(ブイ設標)、水面監視(潜水対応)、ゴムボート上からの監視など、各業務をメンバーの方々にボランティアにて担当して頂きました。ご協力頂きました皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

    参加メンバー

    中嶋則雄、横山政昭、倉田秀一、小山敬之、小山裕美、田村日出幸、中村雅人(順不同・敬称略)

    文責/担当:中村雅人

    https://www.kissport.or.jp/event-report/info/?id=41499

    -行事事務局-

    東京ベイ・クリーンアップ大作戦実行委員会 事務局
    (公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団内)

    ※次回:ビーチクリーン(海底清掃は無し) 
    第2期9月9日(土)、第3期11月11日(土)

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