2026年9月12日(土)、障がいのある方々に海の魅力とダイビングの楽しさを届ける体験イベント「すくすくプロジェクト」が開催され、JUDFメンバーも昨年に続き協力させていただきました。

このプロジェクトは、JUDF指導員の 栫幸宏 さんが「「障がいがあってもチャレンジしたらできることがいっぱいある。海の中はみんな自由になれる!」という思いから始めた取り組みで、今年で4回目を迎えます。
本年は、同じくJUDF指導員の 松尾隆弘 さんが主幹事として企画・調整を担い、準備段階から大きく尽力してくださいました。
JUDFからは田嶋一樹常務理事と石﨑が参加し、現場での体験ダイビングの実施、安全管理・サポートを担当しました。

【今年の会場と実施体制】
今年は、障がい者支援ダイビング団体 日本バリアフリーダイビング協会(JBDA) が実施主体となり、会場は大瀬崎の隣に位置する「平沢ダイビングセンター/らららサンビーチ」にて行われました。
さらに、強力な協賛企業として 中外製薬(株)様 に多大なご支援をいただき、より充実した体験会となりました。
実際の障がい者の方のご意見も聞きながら、しっかりとレクチャーをしていただきました
【体験ダイビングのスタイル】
昨年までの「フルフェイスマスク+インストラクターのタンクから供給」という方式とは異なり、JBDAでは体験ダイバー自身がタンクを背負い、通常のマスクとレギュレーターを使用するスタイルを採用しています。
レクチャーで教わった通りに、しっかりとトランスファー
しかし、昨年の方式に慣れている参加者の中には、鼻が覆われてしまい口呼吸しかできない閉塞感、レギュレーターを自分でしっかりくわえて保持する負担、等が難しく、水面装着の段階で違和感を訴える人もあり、最終的にはフルフェイスマスク方式へ切り替えて実施しました。
一方で、タンクを背負うこと自体は水中では浮力が働き負担が少なく、皆さん軽やかに泳ぎ、海中を楽しむ姿が印象的でした。
今回の会場は 平沢「らららサンビーチ」
この日の海は予想を大きく上回る透明度。 青い水中には、イワシ、ネンブツダイ、アイゴの幼魚の群れ、クロダイ、メジナ、カマスの群れ、そして大きなボラの群れまで――多彩な魚たちが迎えてくれました。
これだけ魚がみれたら、楽しいですよね!
初めて海に触れるという参加者もおり、 「生まれて初めて海にさわった」 という言葉を笑顔で話してくれた瞬間は、スタッフにとっても忘れがたい場面でした。
産まれて初めて、海に浸かった瞬間!
このゲストは全盲の方。タコノマクラ を触ってみてもらっています
彼女は4回目(?)かな。余裕シャクシャクです
ダイビングの後は SUP も楽しい~♪
海の上をSUPで進む姿、初めての水中で目を輝かせる姿。 その一つひとつが、海が持つ力と、ダイビングが与えられる可能性を改めて感じさせてくれました。
ボランティアも、みんな楽しい!!!
【ダイビングの可能性を再発見した一日】
JBDAのゲストの中には、障がいを持ちながら10年以上のダイビング経験を積んでいる方もおられます。 「障がいがあっても、海を楽しむことはできる」 その事実を、私たちは目の前で見せていただきました。
インストラクターとしての視野が広がるだけでなく、 ダイビングという活動が持つ“人を変える力”を再認識する貴重な機会となりました。
JUDF のフラッグも立てさせていただきました
すべての方々に心より感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。

来年もこの素晴らしい企画が開かれ、たくさんの人たちに海の素晴らしさを体験してもらえることを願ってやみません。
そのときにはこれをお読みの皆さまも、ぜひご参加いただき、感動を共有していただきたいと思います。
よろしくお願いします!
(E-238 石﨑宏人)
