JUDF|スクーバダイビング 指導団体 全日本潜水連盟

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  • 2024.05/16

    2024トライアスロン横浜大会報告

    今年も昨年に続き、5月11日(土)、12日(日)に横浜山下公園で「2024 世界トライアスロン横浜大会」が開催されました。JUDFでは12日に行われたエイジクラス、スイム部門でのレスキュー支援を実施しました。

    今大会は昨年昨年を上回る1587名の参加者がおり、大会事務局の調査では、2日間でのギャラリー数はのべ49万人(!)とのことで、会場の山下公園周辺では多くの出場選手や応援の家族、選手の友人と思われる人たちでにぎわっていました。

    大会当日は、曇り空で早朝の時間帯には少々風も吹いていましたが、レースがスタートするころには強風予報の風も収まり、時おり太陽が顔を覗かせるような程よい天候でした。

    水温は20℃を切るくらいのちょっと冷たい海でしたが、気温が23℃と比較的暖かかったので、寒さの影響も心配するほどでもなく、実際にスイムでのリタイヤ数は昨年に比べて圧倒的に少ない印象でした。

    さて、大会の海上にはライフセーバーが数多く配置されています。さらにレスキュー艇や水上オートバイも万一に備えてスタンバイしています。不運にも沈水してしまった選手がいた場合、彼らのみでは救助しきれないことから、我われダイバーチームが配置されています。

    これまでは、スイムコースに沿う形で、ダイバーが水面監視を行っていましたが、一昨年よりレスキュー態勢の見直しがなされ、一部水面監視を残しつつダイバーはレスキュー艇に乗船して待機するのに加え、今年は救護所近くにダイバーが待機し、緊急時には水上オートバイで現場に急行するというスタイルになりました。これで救助が必要な事態が発生した際には、いち早く現場に向かえるようになりました。

    これまで、横浜大会においては幸い大きな事故はありませんが、レスキューチームでは毎年より安全な体制を目指して改善を重ねています。

    今大会での完走率は約92%(エイジクラス)で全種目でのリタイヤ数は120名を切っており、天候も味方したのだろうと感じました。スイム部門では低体温や海水誤飲など、軽度のメディカル対応があったくらいでした。ということで、今回も最悪の事態に陥ることなく無事に大会終了できたのが何よりでした。

    早朝より大会支援にご参加くださった理事ならびにメンバーの皆さん、今回もご協力いただき大変ありがとうございました!

    報告: E-373 田嶋

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