JUDF|スクーバダイビング 指導団体 全日本潜水連盟

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  • 2024.07/30

    鳥人間コンテスト 2024 参加報告(参加者レポート追加!)

    2024年7月26日(金)~28日(日)、
    滋賀県彦根市 琵琶湖にて、例年同様、読売テレビ「鳥人間コンテスト」の収録が行われました。
    JUDFからもレスキューダイバーとしてスタッフを派遣しましたのでご報告します。

    ご存じの方も多いと思いますが、この企画は非常に歴史のある人気番組で、今回で46回目を数えます。現在はカセットコンロなどでおなじみの「岩谷産業」がメインスポンサーとなって「Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト」として、年一回この時期に開催されています。

    大会競技は琵琶湖の湖面を会場として、琵琶湖松原水泳場に巨大なプラットフォーム(飛行機の離陸台)を設営し、そこから人力飛行機が飛び出して、それぞれの飛行距離を競います。
    現在は、自転車のように漕いでプロペラを回す駆動機関を備えた人力飛行機の「プロペラ部門」と、動力を持たないグライダータイプの飛行機にパイロットが乗り込んで高さ10mのプラットフォームからの飛行距離を競う「滑空機部門」の二つの競技が行われています。

    この企画のレスキュー部門の統括責任者は古くからJUDFの山本理事長が務められていて、例年JUDFにもボランティアスタッフ募集のお声掛けをいただき、毎年数名の有志の方が参加されています。

    競技日程は土・日の2日間ですが、時間的に可能なスタッフは金曜日に集合し、打ち合わせおよび設営の準備、レスキューの基本トレーニングなどを行います。会場では、夕方からは模擬飛行機としてパラグライダー等を使ったカメラリハーサルなども行われていました。

    レスキューチームのメンバーは、毎年参加しているダイビング関係者の方、ボート関係者の方、それから大学のダイビングサークルの方が主力となり、関西大学、東海大学と、JUDFが行動を共にしたのは東京から参加してくれている東京海洋大学の方々でした。
    JUDFメンバーからは、山本理事長の他、4回目の田嶋理事、3回目の石﨑、2回目となる栫(かこい)指導員ご夫妻が参加しました。

    JUDF関係スタッフ:山本理事長・田嶋理事・栫指導員と奥さま・石﨑
    と、東京海洋大学の皆さん

    この大会でのレスキューチームの活動は、着水したパイロットの救助に当たる、まさに「レスキュー」の部分と、機体回収などの業務があります。
    人を助けるレスキューは光が当たる部分ですが、機体をボート上に引き上げたり、それが不可能な場合には曳航して、ゆっくりと桟橋まで運ぶ裏方作業が、最も時間もかかり、大変な労働になります。
    また、プラットフォーム下で、まれにある飛行できずに落下した機体やパイロット、誤ってプラットフォームから落ちたスタッフなどの救助に当たったり、桟橋のレスキューチーム本部に待機して、お弁当やドリンク、ガソリンなどの手配に当たるのもレスキューチームの仕事のうちです。学生の皆さんにも、ローテーションしながら様々な体験・経験をしてもらいました。

    この放映は、9月4日(水)19:00~ 日本テレビ系列でオンエアされます。
    皆さま是非ご覧ください!!

    ※飛行機の機体が写っている写真や、一般エリアからでは撮れないスタッフならではの写真は、TV放映があるまでは載せることができませんので、イメージ画像的な写真だけを載せています。
    画像ギャラリーは、テレビ放映後にまた掲載したいと思います。

    (E-238 石﨑)

     

    今回初めて参加していただいた、東京海洋大学の学生さんたちから参加レポートをいただきましたので追加掲載します。

    【鳥人間コンテストレスキューに参加して】

    今回、鳥人間コンテストのレスキュー活動に初めて参加させていただきました、昨年参加されていた先輩方から楽しそうな話を聞いて、是非ともレスキューの一員となりたいと考え琵琶湖に行きました。

    今回の自分の担当はレスキューの補助及び機体の回収でした。ボートに乗って機体を追いかけるのですが、テレビを通して見るよりも遥かに迫力があり、水面ギリギリの状態から何度も立て直して飛び続ける姿はとても感動しました。また、実際のレスキューは想像するよりも短時間に行わなければならないことが多く、改めて自分の一挙手一投足が人命に関わるということを再確認することが出来ました。

    水面から無事パイロットの救助が終わると、レスキュー船は着水している機体を陸まで連れて戻る業務があります。今回自分が担当した機体はとても綺麗に着水したため全体が綺麗に残っており、船体に載せて丁寧に持って帰ることになりました。その機体を載せた船がスピードを少し上げようとした時、すぐに機体が空に飛び立ちそうになり、機体を綿密な設計の元に作りあげた鳥人間制作チームの思いを直に感じることができて鳥人間への熱意が深く印象に残りました。

    レスキュー船という特等席で鳥人間コンテストの迫力と熱意を感じることができた喜びと共にレスキュースキルの大切さを深く考えされられるとても濃い2日間でした。(東京海洋大学 U.N.さん)

     

    私は今回はじめて鳥コンのレスキューに参加させていただきました。

    今回の活動で印象に残っているのは、ボートに乗って水面に落ちた機体を回収することです。機体を壊さないように岸まで移動させることがとても難しかったです。人力プロペラ機部門の機体回収では、水面に落ちる寸前のところをなんとか持ち堪えるというシーンが多く、それを間近で見ることでテレビで見る時以上に感動を覚えました。自分は救助する立場なのですが、気づいたら目の前のパイロットを「がんばれ!!」と応援していました。それくらい、間近で見ることでしか得られないものがあります。また、水面に落ちた機体を回収する中で実物の機体を間近で見た時に、機体に書かれている寄せ書き等を見ることができ、機体にはたくさんの思いがつまっていることを感じ、そこでも心を打たれました。

    そして、自分は本番ではしなかったのですが、人命の救助方法についても学ぶことができました。ベテランの人はとても手際良く水面に落ちた人を助けていてとてもかっこよかったです。自分もいつかあのようになりたいなと思いました。

    今回の鳥コンレスキューでは様々な貴重な経験をさせていただきました!また機会があれば参加したいです!(東京海洋大学 N.T.さん)

     

     

     

     

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