Cカード協議会 主催 WORLD OCEAN DAY(世界海洋デー)イベント参加報告


C カード協議会は、2024 年 6 月 8 日 (土)に城ヶ島ダイビ
ングセンター( 神奈川県三浦市) で、WORLD OCEAN DAY(
世界海洋デー)にビーチクリーンイベントを開催しました。

イベントには、約 120 名の様々な教育機関所属のダイビン
グショップとお客様が集合し、 40 名程の関係者やメーカー
と共に海岸や施設周りだけでなく、海中の清掃を実施しまし
た。
6 月 8 日は、WORLD OCEAN DAY(世界海洋デー)という国
連で制定された海の日になります。 世界中各地でこの日は
海に感謝をして海を守る行動をしよう!という活動が広まっ
ていま す。 今回のイベントは、この日に合わせ教育機関の
垣根を超えてダイバーが集まって、仲間と共 に海の清掃を
して、仲間と一緒に笑顔が溢れる思い出作りの一日になる
ことを目的に開催 しました。
清掃の合間に楽しんでいただけるように、陸上と水中に謎
解きというクイズを設置しまし た。問題を探しながら清掃をし
たり、水中でダイビングを楽しみながら問題を解いたりと、
上がってきてからも参加者皆で議論をして楽しむ姿も見られ
ました。休憩時間には、清掃風景を写真に収め、個人の
SNS に投稿して頂き、共通の#(ハッシュタグ)を付けたフォ
ト コンテストを実施したり、寄せ書きボードに今後のダイビン
グの目標を書いてもらったり、 沢山のメーカーにもご協力頂
き、モニター会を実施したりと、ダイビングの醍醐味である、
水中も陸上も楽しんでいただくイベントが行われ大いに盛り
上がりました。


参加団体一覧
≪一般参加者≫
【BSAC】 74 名 【DACS】 8 名 【JUDF】 2 名 【NAUI】 3名
【PADI】 32 名  計119名
≪開催スタッフ・協賛企業≫
【BSAC】 3 名 【NAUI】 5 名 【PADI】 9 名 【城ヶ島ダイビン
グセンター】 13 名 【Hanalima】 2 名 【Mobbys】 2 名
【MARES】 2 名 【TUSA】 3 名 【村上商事】 1 名 【GD
Outdoor】 1 名 【日本アクアラング】 2 名 【Stream Trail】 1
名  計44名

第27回全日本スポーツダイビング室内選手権大会 参加レポート

去る12月14日、第27回全日本スポーツダイビング室内選手権大会が、令和元年以来実に5年ぶりに開催されました。今回より主催者が(財)日本海洋レジャー安全・振興協会催に変わり、会場もこれまでの千葉国際水泳場から、なんとあのオリンピックレガシーの東京アクアティクスセンターになりました。

この大会は、1970年代からJUDFが開催していた「全日本水中スポーツ選手権」を前身にした競技会で、コロナ禍や東京オリンピックの影響で何年も中断していましたので、もうこのまま無くなるかもしれない、と寂しく思っていましたので、今回の開催の報せは大変嬉しく思いました。

大会には北は秋田から西は香川まで、36チーム216名のダイバーがエントリーしました。JUDFでは今回の記念すべき大会に、メルマガなどでスタッフだけでなく選手としての参加も呼びかけ、JUDFチームを編成し出場しました。私は今回この大会にスタッフ兼選手としてエントリーさせていただきましたので、結果をご報告いたします。

 

まるで大伽藍を模したような巨大な入母屋屋根が特徴的な東京アクアティクスセンターですが、習志野の千葉国際水泳場と比べると1.5倍くらいに広がったでしょうか。入り口を間違えると結構な距離を歩かなくてはいけません。前日からスタッフとして準備に入りましたが、プールの長手方向にも観客席があるのとメインプールと飛び込みプールとの間隔も広くなっていて、縦方向を遠望すると白いLED照明の効果も相まって、反対側が霞むように思えました。

今回JUDFは、計24名のスタッフを派遣し、主に選手招集と誘導、潜泳器材の準備などを担当しました。多少の変更点はありましたが、選手招集からスタートまでの流れは以前とほぼ同様でしたので、円滑に競技を進行することができました。

大変だったのは第一招集係の学生さんで、招集がかかっても選手がなかなか集まらない場合、観客席(選手の控席)や更衣室まで走らないといけないことで、ここは以前の会場とは大きく距離が伸びた点でした。このあたりの招集方法については来年以降改善したいと思います。

さて、選手としてはどうだったのでしょうか?実は私は、今まで少し不思議な気持ちでこの大会に携わってきました。ダイビングは海という自然の中で楽しむスポーツなのに、完全に自然から閉ざされた室内空間で競技を行う意味がよく理解できなかったのです。全国各地から普段ダイビングを楽しんでいるような社会人や高校生、大学生の精鋭ダイバーが一堂に会し和気あいあいと競技を楽しんでいるのです。一体何が面白いのか、一度出場してみたいという気持ちで何年も過ごしていました。今回JUDFでチーム編成をすることになり、選手募集の声がかかった時には、真っ先に手を挙げてエントリーさせていただきました。

畏れ多くもオリンピックレガシーのプールで初めての開催ですから、あれこれ戸惑いながら準備を進めて、いつの間にか開会式が進んでいきます。

ミス日本「水の天使」安井南さんが大会アンバサダーとして華を添えてくださいます。安井さんはずっと薄着で座っていましたけど寒くはなかったでしょうか。さすがミス日本!根性が選手並みに座っていたようです。

 

さて、開会式後もスタッフとしての役割を務めつつプログラムは進んでいき、ウオーミングアップもできないうちに、あれよあれよと私の出場する組が招集される時間が来てしまいました。

招集を受けてスタンバイすると、第一招集4列、第二招集3列、スタート前3列と、実に計10列の椅子を順に移動していきます。この待機時間は長すぎじゃないか?と内心思っていましたが、スタートのイメージトレーニングやレギュレーションの確認など、この時間が競技に集中するのに大変役立ちました。傍から見ると長く待機させ過ぎかとも思われますが、そんなことはありませんでした。

いよいよフィンを履きプールに入りスタート姿勢をとります。耳を澄まして、少し頼りない電子音の笛を聞いて飛びだします。泳げ!泳げ!フィンワークはこれでいいのか?泳げっ!あれっ?50mってこんなに長かったっけ?左を見ると誰も見えない、思ったよりも速い?この気持ちで少し気が抜けました。
ゴールすると、結果は8人中4位!5番レーンの私は、左のレーン4人よりは速かったですが、右のレーン3人よりは遅かったのでした!(残念)

結果は、JUDFチーム4人のうち50代3人の出場者が50~59歳の年代別で3~6位に入賞し、根本様は銅メダルの快挙でした。20代の学生さんも激戦区の中総合9位と善戦しました。私はJUDFチームでは一番遅く、それでも年代別6位で賞状をいただきました。3位との差はわずか0.9秒!これを知って悔しさがこみ上げてきました。来年は2秒早く泳ぎたい!来年も必ず出場したい!2週間たった今でも、少し悔しく思いだされます。

それにしても、高校時代のようなこんな気持ちになれたのは何十年ぶりでしょうか?競技に対する緊張感と充実感と悔しさ、50歳を過ぎてもダイビングを通してこんな気分が味わうことができ、本当に楽しかったです。選手として出場して初めて、室内競技大会の素晴らしさがよく理解できました。

改めて、主催者を初め運営スタッフの皆様にはこの場をお借りして感謝の意を申し上げます。

今回の大会開催にあたり、主催者が変わり会場も変わり、関係者皆さまのご苦労は並みならぬものがあったと耳にしています。

来年以降も続けられるよう、皆様のご協力をお願いし、本稿を結びます。

E-381 田村日出幸

2024 ITC(インストラクター・トレーニング・コース)が開催されました!

下記の要項にて、関東地区 および 関西地区において、2024年度 JUDF OWSI ITC (オープンウォーター・スクーバ・インストラクター インストラクター・トレーニング・コース)が開催されました!

(1)関東地区ITC

【日程】
2024年8月24日(土)~ 10月15日(日)のうち8日間
(日帰り講習形式で実施)

【場所】
伊豆海洋公園、赤沢、富戸、黄金崎など

 

(2)関西地区ITC

【日程】
2024年10月12日(土)~ 10月20日(日)のうち8日間
(連日合宿形式で実施)

【場所】
高知県幡多郡大月町

 

これらのITCにおいて、新規 JUDF インストラクターが誕生しました。
厳しいトレーニング、大変お疲れさまでした。

不安や緊張、新しい発見や初めての経験など、様々な思いがあったものと思います。

今後は身につけたことをベースに、経験を積み重ねて優れたインストラクターとして発展させ、たくさんの方に海のすばらしさを伝えていってください。

合格おめでとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

※ JUDF では、インストラクターを目指す方を随時募集しています。費用や日程についてはご相談に乗りますので、興味のある方はぜひ JUDF事務局(info@judf.or.jp)まで お気軽にお問い合わせください。

湘南オープンウォータースイミング大会 2024大会報告

「湘南オープンウォータースイミング大会 2024大会」が開催され、10㎞、2.5㎞共に事故もなく無事終了しました。

昨年の2023大会は10㎞が台風で中止となり逗子湾内での2.5㎞のみを開催。またその前はコロナ禍により大会中止が続き、5年振りの10㎞OWS、そして2.5㎞と両日ともに好天に恵まれた中での開催でした。

日本のマリンスポーツ発祥の地とされる湘南で、水辺スポーツのベースとなる海洋での水泳をテーマとして企画され、地元の各種マリンスポーツの連携による開催運営を目指して、日本財団/笹川スポーツ財団により開催された本大会は、今年で21回を迎えました。今は日本財団からNPO湘南マリンオーガニゼーションへ運営が引き継がれています。
JUDFでは運営協力団体として、初回より運営に協力しています(実行委員会構成団体)

7日は逗子海岸から江の島の目の前の片瀬東浜への10㎞コース。全日本選手権への出場選考レースとなっています。

JUDFメンバーは朝6時に腰越漁港に集合。ちょうどその時、6時には大会安全委員会が開かれており、開催が決定しました。

JUDFメンバーは今回ダイバーではなく、腰越よりリタイヤ者搬送船にて、主に無線による海上統括船やその他との連絡役と共にボランティアスタッフ等のリーダー役として従事。

(今回、(リタイヤ者の)搬送船は3隻配置され、JUDFやボランティアの
メンバーが乗り込んで、選手の対応にあたります。)

天候は晴れ、波はそれほど高くなく、海況も問題ない状況。ガード体制はライフセーバー50名弱、PWC13隻、コース設営や海上本部/統轄船などの運営艇:12隻、腰越からの漁船5隻、その他ボランティアは少し減ったもの約300名の方にご協力を頂き、金曜には海岸のビーチクリーンも例年同様に実施しました。2か所の救護所にはドクターと複数の看護師も配置、腰越漁港にも救護テントが置かれナースが配置されました。

(海上では、ライフセーバーをはじめ、レスキュー艇・水上オートバイ・
搬送船などが複数配置され、幾重にも安全対策がなされています)

JUDFメンバーは今回4隻のリタイヤ者搬送の漁船に分乗し、リタイヤ者の収容/搬送・管理/連絡係を担当しました。
(今回お世話になった搬送船。普段は湘南では有名な「しらす」の漁を
されているそうです!)

また同日、海での遠泳チャレンジ「江の島スイムツアー」も片瀬東浜で同時開催。スイムツアーも多くのライフセーバーが周囲をガッチリガードして、中には親子で遠泳を楽しんで頂きました。

(彼方には江の島が見えます♪)


(泳者は全員、安全のため、カラーの「フロート」を付けて泳ぎます)


10㎞は初心者などのチャレンジエントリーを防ぐ為、海洋にて1㎞を20分で泳げる方として条件を厳しくして選手を募集。
この募集の時点でかなりハードルが高い大会でした。65歳以上は問診票に記載、当日は朝現地救護所内でドクターの問診等でチェック。
1㎞20分の最初の時間制限を過ぎた方はPWC等で逗子海岸へ戻して強制リタイア手続き。

(続々と搬送船へと選手たちが搬送されてきます。今大会では体力的な
リタイヤ者よりも、各チェックポイントでのタイムアップが多い印象です)


それ以降の3㎞、5㎞、7㎞でのチェックポイントでのリタイヤ者は搬送船に乗船させ、満杯になったら腰越漁港へ搬送し、また現場へ戻る…作業の繰り返し。
3㎞の時点ではタイムオーバー者が続出、リタイヤ船に収容、同時に3隻とも満員になり、間に合わずに予備の最後尾船にも選手を収容するほどリタイア者続出し急ぎ腰越漁港へ搬送。選手を下船させ、直ちに定位置へ復帰を繰り返す形に。
10㎞レースは、エントリー254名、受付245名、スタート239名、リタイヤ143名でした。(担当の中村は所用の為現場欠席でしたが、当日朝6時の開催可否を決める安全委員会開催頃から電話とメール(SMS)が始まり、その対応が大会終了まで延々続きました。たまたまスタートとゴールをライブカメラで現地を確認できたので、リアルタイムで問合せや要望に対応できてしまい、殆どリモート対応・後方支援本部でした。本来の仕事は全くできず)

8日は逗子海岸スタート・ゴールで、逗子湾沖まで泳いで戻るUターンコース。
人数が多いので8組のウェーブに分けてスタートする形式となり、第1ウェーブはモノフィン、第2ウェーブはビーフィン、…このビーフィンという呼称は聞きなれないかもしてませんが。我々ダイバーにはお馴染みの、普段使っている2枚のフィンをモノフィンに対してこう呼んでいます。

2.5㎞ではいつもの泳者のコースサポート/緊急時のレスキュー対応要員だけでなく、今回はスタート時に選手を制御する役目も担当。
スタートが終わったら、直ぐにゴールポイント付近へ移動。コースを外れる選手のフォロー等にあたりました。

(港へ向かう搬送船にて。体調不良の選手はなく、皆さん実に楽しそうです)

フィン2.5㎞は78名エントリーし完泳は70名でトップはモノフィンの30分42秒、スイム2.5㎞は556名がエントリーし477名が完泳。トップは36分11秒でした。
スポーツDJの山本ゆうじ氏が軽快なトークで選手と会場を盛り上げ、表彰式でも司会を担当。逗子市長も来場され、祝辞を述べられた後に表彰式ではプレゼンターとして選手の栄誉を称えました。

出場選手の中にはベテランのJUDFインストラクター:大谷暁彦さんの名前も。エントリー556名中87位の好成績でスイム2.5㎞を完泳されています。今でも「泳げ!ダイバー!!…と教育されたのを実践していますよ♪」とのことでした(12月の全日本スポーツダイビング室内選手権にも毎回エントリーし、選手として参加されています)

大谷 暁彦 成績
エントリー種目:2.5km OWS 男子 STATUS: FINISH  記録:48分34秒7
年代別順位:26位 /164人中、 男女別順位:75位 /408人中、 距離別順位:87位 /556人中

https://timesync.jp/shonanows/2024/

最後になりますが、大会サポートに当たって頂きましたメンバーの皆様ならびにボランティアの皆さま、今年も朝早くからお疲れさまでした。

来年度も開催予定ですので、ぜひ皆様も大会エントリーと共にスタッフでの協力も宜しくお願い致します。

■大会支援 JUDFメンバー(敬称略、順不同)

小林恵子、倉田秀一、中谷林太郎、田島一樹、田村日出幸、中村雅人

湘南OWS 大会HP
http://shonanows.jp/

文責:担当 中村雅人

鳥人間コンテスト 2024 参加報告(参加者レポート追加!)

2024年7月26日(金)~28日(日)、
滋賀県彦根市 琵琶湖にて、例年同様、読売テレビ「鳥人間コンテスト」の収録が行われました。
JUDFからもレスキューダイバーとしてスタッフを派遣しましたのでご報告します。

ご存じの方も多いと思いますが、この企画は非常に歴史のある人気番組で、今回で46回目を数えます。現在はカセットコンロなどでおなじみの「岩谷産業」がメインスポンサーとなって「Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト」として、年一回この時期に開催されています。

大会競技は琵琶湖の湖面を会場として、琵琶湖松原水泳場に巨大なプラットフォーム(飛行機の離陸台)を設営し、そこから人力飛行機が飛び出して、それぞれの飛行距離を競います。
現在は、自転車のように漕いでプロペラを回す駆動機関を備えた人力飛行機の「プロペラ部門」と、動力を持たないグライダータイプの飛行機にパイロットが乗り込んで高さ10mのプラットフォームからの飛行距離を競う「滑空機部門」の二つの競技が行われています。

この企画のレスキュー部門の統括責任者は古くからJUDFの山本理事長が務められていて、例年JUDFにもボランティアスタッフ募集のお声掛けをいただき、毎年数名の有志の方が参加されています。

競技日程は土・日の2日間ですが、時間的に可能なスタッフは金曜日に集合し、打ち合わせおよび設営の準備、レスキューの基本トレーニングなどを行います。会場では、夕方からは模擬飛行機としてパラグライダー等を使ったカメラリハーサルなども行われていました。

レスキューチームのメンバーは、毎年参加しているダイビング関係者の方、ボート関係者の方、それから大学のダイビングサークルの方が主力となり、関西大学、東海大学と、JUDFが行動を共にしたのは東京から参加してくれている東京海洋大学の方々でした。
JUDFメンバーからは、山本理事長の他、4回目の田嶋理事、3回目の石﨑、2回目となる栫(かこい)指導員ご夫妻が参加しました。

JUDF関係スタッフ:山本理事長・田嶋理事・栫指導員と奥さま・石﨑
と、東京海洋大学の皆さん

この大会でのレスキューチームの活動は、着水したパイロットの救助に当たる、まさに「レスキュー」の部分と、機体回収などの業務があります。
人を助けるレスキューは光が当たる部分ですが、機体をボート上に引き上げたり、それが不可能な場合には曳航して、ゆっくりと桟橋まで運ぶ裏方作業が、最も時間もかかり、大変な労働になります。
また、プラットフォーム下で、まれにある飛行できずに落下した機体やパイロット、誤ってプラットフォームから落ちたスタッフなどの救助に当たったり、桟橋のレスキューチーム本部に待機して、お弁当やドリンク、ガソリンなどの手配に当たるのもレスキューチームの仕事のうちです。学生の皆さんにも、ローテーションしながら様々な体験・経験をしてもらいました。

この放映は、9月4日(水)19:00~ 日本テレビ系列でオンエアされます。
皆さま是非ご覧ください!!

※飛行機の機体が写っている写真や、一般エリアからでは撮れないスタッフならではの写真は、TV放映があるまでは載せることができませんので、イメージ画像的な写真だけを載せています。
画像ギャラリーは、テレビ放映後にまた掲載したいと思います。

(E-238 石﨑)

 

今回初めて参加していただいた、東京海洋大学の学生さんたちから参加レポートをいただきましたので追加掲載します。

【鳥人間コンテストレスキューに参加して】

今回、鳥人間コンテストのレスキュー活動に初めて参加させていただきました、昨年参加されていた先輩方から楽しそうな話を聞いて、是非ともレスキューの一員となりたいと考え琵琶湖に行きました。

今回の自分の担当はレスキューの補助及び機体の回収でした。ボートに乗って機体を追いかけるのですが、テレビを通して見るよりも遥かに迫力があり、水面ギリギリの状態から何度も立て直して飛び続ける姿はとても感動しました。また、実際のレスキューは想像するよりも短時間に行わなければならないことが多く、改めて自分の一挙手一投足が人命に関わるということを再確認することが出来ました。

水面から無事パイロットの救助が終わると、レスキュー船は着水している機体を陸まで連れて戻る業務があります。今回自分が担当した機体はとても綺麗に着水したため全体が綺麗に残っており、船体に載せて丁寧に持って帰ることになりました。その機体を載せた船がスピードを少し上げようとした時、すぐに機体が空に飛び立ちそうになり、機体を綿密な設計の元に作りあげた鳥人間制作チームの思いを直に感じることができて鳥人間への熱意が深く印象に残りました。

レスキュー船という特等席で鳥人間コンテストの迫力と熱意を感じることができた喜びと共にレスキュースキルの大切さを深く考えされられるとても濃い2日間でした。(東京海洋大学 U.N.さん)

 

私は今回はじめて鳥コンのレスキューに参加させていただきました。

今回の活動で印象に残っているのは、ボートに乗って水面に落ちた機体を回収することです。機体を壊さないように岸まで移動させることがとても難しかったです。人力プロペラ機部門の機体回収では、水面に落ちる寸前のところをなんとか持ち堪えるというシーンが多く、それを間近で見ることでテレビで見る時以上に感動を覚えました。自分は救助する立場なのですが、気づいたら目の前のパイロットを「がんばれ!!」と応援していました。それくらい、間近で見ることでしか得られないものがあります。また、水面に落ちた機体を回収する中で実物の機体を間近で見た時に、機体に書かれている寄せ書き等を見ることができ、機体にはたくさんの思いがつまっていることを感じ、そこでも心を打たれました。

そして、自分は本番ではしなかったのですが、人命の救助方法についても学ぶことができました。ベテランの人はとても手際良く水面に落ちた人を助けていてとてもかっこよかったです。自分もいつかあのようになりたいなと思いました。

今回の鳥コンレスキューでは様々な貴重な経験をさせていただきました!また機会があれば参加したいです!(東京海洋大学 N.T.さん)

 

 

 

 

東京ベイお台場クリーンアップ大作戦 参加報告

「お台場を泳げる海に!ハダシで歩ける砂浜に!」をスローガンに、毎年3回(6・9・11月予定)お台場海浜公園で行われているボランティアによるクリーンアップキャンペーン「東京ベイお台場クリーンアップ大作戦」が、今年も6月8日(土)に開催されました。JUDFは今年もDAN JAPAN様とともに主催者側として海底清掃の運営管理を担当してきましたのでご報告します。



この活動は、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(愛称:Kiss ポート財団)が主催者となり、港区に関係する各企業や港湾局等の団体、地元小学校のPTAなど多様な方々の手により続けられている活動です。もう少し平たく言うと、港区と区民の協働事業として広く一般の方々も自由に参加できる、イマドキちょっと珍しい手作り感漂う活動と言えましょうか。



お台場と言えば、東京オリンピック2020でトライアスロンやOWスイミングの会場になったこともあり、今や東京の一大名所になった感もありますが、そんなイメージとは裏腹に、イベント当日は親子連れの参加者がのんびりゴミを拾いながら砂浜を歩いたり、海上保安庁マスコットキャラクターのうみ丸君と記念撮影ができたり、ゆるくてほのぼのした雰囲気があり、砂浜にはコマツヨイグサの黄色い花が良く咲いていたのがさらに印象的でした。



JUDFはDAN JAPAN様とともに、スタッフとして参加者の受付、スクーバタンク等の準備、清掃範囲を定めるためにフラッグやブイの設置、参加ダイバーへの説明や安全管理など、海底清掃に係る運営作業の全てを担当しました。



この日は、曇り時々晴れ、暑くもなく寒くもなく絶好の日和でしたが、水中の透明透視度ほぼゼロメートルでした!!

実働する参加者は、学生潜水部やダイビングサークルなどの団体が多かったのですが、中には 「近くに住んでいるので一度参加してみたかった」とご夫婦で来場されたベテランダイバーのご夫婦の方などもいらっしゃいました。



この活動は元JUDF理事長の須賀次郎氏が発案し1996年より始められたことから、古くからのJUDF会員様にはおなじみのイベントですが、須賀氏はこの日も元気な姿を見せてくださいました(御年89歳)。氏は永年にわたりお台場で水中生物の調査や観察を続けており、最近は砂地にアマモを植えて経過を観察しているそうです。

一般参加者:
スキンダイバー 8名 スクーバダイバー 37名
スタッフ:
JUDF 9名、DAN JAPAN 2名

収集したゴミの量は、海浜清掃で可燃ごみ・不燃ごみ、カン、ビン、ペットボトル計178kg、海底清掃で26kg、双方合わせて204kgとなりました。




こんな活動ですが、ご興味をお持ちの方は、次回(海浜清掃は9月、海底清掃は来年6月)参加をご検討されてはいかがでしょうか?
スキンでもスクーバでも、器材を持参するのが面倒なら手ぶらで海浜清掃でも、のんびり気軽に参加できます。
もちろん、スタッフでやってみたいという方がいらっしゃいましたらご遠慮なく次回の告知時にお問い合わせ下さい。

当会会員 武内昭人さん が黄綬褒章を受章されました!

令和6年 春の褒章において、当会会員 武内昭人さん(静岡県)が「黄綬褒章」を受章されました。

褒章とは、勲章と同様に、国家・公共に対して功績のあった方を称えるために天皇陛下から授与される日本の栄典(名誉称号)の一つで、黄綬褒章は「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」に授与されるものです。

武内さんは、潜水士としての卓越した技能、安全潜水を第一として長年にわたり従事した数々の潜水作業へ功績、職業ダイバーとしての潜水技術の後進への指導と養成などが評価され、今回の受章となりました。

ご存じの通り、武内さんは今年よりJUDF役員(理事)の一角も担っていただいており、その格別なご経験と豊富な知識を、今後の団体運営にお役立ていただけるものと思っています。

武内さん 本当におめでとうございました!

2024年4月28日 静岡新聞


2024トライアスロン横浜大会報告

今年も昨年に続き、5月11日(土)、12日(日)に横浜山下公園で「2024 世界トライアスロン横浜大会」が開催されました。JUDFでは12日に行われたエイジクラス、スイム部門でのレスキュー支援を実施しました。

今大会は昨年昨年を上回る1587名の参加者がおり、大会事務局の調査では、2日間でのギャラリー数はのべ49万人(!)とのことで、会場の山下公園周辺では多くの出場選手や応援の家族、選手の友人と思われる人たちでにぎわっていました。

大会当日は、曇り空で早朝の時間帯には少々風も吹いていましたが、レースがスタートするころには強風予報の風も収まり、時おり太陽が顔を覗かせるような程よい天候でした。

水温は20℃を切るくらいのちょっと冷たい海でしたが、気温が23℃と比較的暖かかったので、寒さの影響も心配するほどでもなく、実際にスイムでのリタイヤ数は昨年に比べて圧倒的に少ない印象でした。

さて、大会の海上にはライフセーバーが数多く配置されています。さらにレスキュー艇や水上オートバイも万一に備えてスタンバイしています。不運にも沈水してしまった選手がいた場合、彼らのみでは救助しきれないことから、我われダイバーチームが配置されています。

これまでは、スイムコースに沿う形で、ダイバーが水面監視を行っていましたが、一昨年よりレスキュー態勢の見直しがなされ、一部水面監視を残しつつダイバーはレスキュー艇に乗船して待機するのに加え、今年は救護所近くにダイバーが待機し、緊急時には水上オートバイで現場に急行するというスタイルになりました。これで救助が必要な事態が発生した際には、いち早く現場に向かえるようになりました。

これまで、横浜大会においては幸い大きな事故はありませんが、レスキューチームでは毎年より安全な体制を目指して改善を重ねています。

今大会での完走率は約92%(エイジクラス)で全種目でのリタイヤ数は120名を切っており、天候も味方したのだろうと感じました。スイム部門では低体温や海水誤飲など、軽度のメディカル対応があったくらいでした。ということで、今回も最悪の事態に陥ることなく無事に大会終了できたのが何よりでした。

早朝より大会支援にご参加くださった理事ならびにメンバーの皆さん、今回もご協力いただき大変ありがとうございました!

報告: E-373 田嶋

2024-2025年 JUDF役員(理事・監事)のご紹介

第12期 JUDF総会(2024年2月10日:国際ファッションセンター)で選出された、
一般社団法人 全日本潜水連盟 の 新理事 並びに監事(留任および補欠新任)をご紹介します。

代表理事会長(重任)
重江 秀樹(しげえ ひでき)
J-032  大阪府
コロナ禍は明けたものの、まだダイビングはかつての盛況には程遠い現況ですが、JUDF は 山本新理事長体制となり、これからはますます若手の活発な活動が期待されます。
会長としてスムーズな活動が出来るようにサポートしていきたいと思います。
よろしくお願いします。

 

理事長(新任)
山本 武宏(やまもと たけひろ)
J-079  大阪府
この度、理事長に就任させていただきました山本武宏です。
JUDFのポリシーである「安全潜水」をしっかりと守りながら、組織と業界が活性化するようにお手伝いしていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

 

副理事長(新任)
横山 政昭(よこやま まさあき)
E-097  千葉県

 

専務理事(重任)
石﨑 宏人(いしざき ひろと)
E-238  高知県

今期も専務理事を拝命しました石﨑です。事務的事項全般を担当させていただきます。
地方在住のため、事務局への連絡・指示業務が中心となり、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、JUDFの発展のために微力ながらお役に立てればと思っています。
連盟活性化のためのアイデアやご意見等、何かありましたらお気軽にお知らせください。よろしくお願いします。

 

常務理事(新任)
田嶋 一樹(たじま かずき)
E-373  東京都
この度、常務理事を拝命しました、理事の田嶋一樹です。
理事としてはまだまだ経験未熟ではありますが、先輩理事の力を借りつつ、精一杯JUDFの活動に貢献できるよう努める所存であります。
また、後進の若手メンバーに対してもこれからのJUDFを共に創っていく仲間として、積極的に関わりを持っていければと考えています。
これからも何より安全を第一に、より多くの人に海の楽しさ・素晴らしさを伝えていけるよう取り組んで参ります。

 

理事(50音順)

理事(新任)
木下 健司(きのした けんじ)
E-320  神奈川県

 

理事(重任)
倉田 秀一(くらた しゅういち)
E-241  神奈川県

 

理事(新任)
武内 昭人(たけうち あきひと)
F-262  静岡県

 

理事(新任)
田村 日出幸(たむら ひでゆき)
E-381  東京都

 

理事(重任)
中村 雅人(なかむら まさと)
E-180  東京都

 

理事(重任)
原 若輝(はら なおき)
E-379  東京都

 

理事(重任)
譜久里 茂(ふくざと しげる)
O-018  沖縄県

 

理事(新任)
福田 介人(ふくだ かいと)
B-027   宮城県

 

理事(重任)
森田 稔(もりた みのる)
U-009  静岡県

 

理事(重任)
横山 貞夫(よこやま さだお)
U-032  鹿児島県

 

監事

監事(留任)
中嶋 則雄(なかじま のりお)
E-125  東京都

 

監事(新任)
中谷 林太郎(なかたに りんたろう)
F-256  静岡県

 

顧問(新規委嘱)
山下 正夫(やました まさお):前理事長
F-245  静岡県

 

名誉会長
岸部 陞(きしべ すすむ)
B-001  秋田県


 

以上、JUDF 2024-2025年の役員は、
理事(15名)・監事(2名)です。
よろしくお願いします。

JUDF BLS/AEDインストラクター研修会を開催しました

2024年3月24日(日)

下記の要項で、JUDF BLS/AEDインスタラクター研修会を実施しました。

日 時 : 2024年3月24日(日) 9:00~16:00
場 所 : 亀沢一丁目会館(東京都墨田区亀沢1-18-2)
参加者 : BLS/AED指導員更新者 3名 指導員更新
      BLS/AED指導員受講者 3名 新指導員として認定
      一般救命救急受講者 1名 講習修了
      講師 2名

 

座学と動画によるBLS/AEDの手順の講習

CPRトレーニング用人形(レサシアン)を用いた実技訓練



胸骨圧迫~人工呼吸~AEDの使用までのトレーニングを繰り返し行います。

山本新理事長からの座学でまとめ。

朝9時から夕方4時までの研修会&トレーニング、皆さまお疲れさまでした!

コロナ禍明けで、久しぶりに行った研修会ですが、やはり集合研修会はいいものです。
今年はぜひ機会を見つけて回数多く開催したいものです。


JUDF救命救急講習は、一般の方への講習会も含めて、ご希望があれば随時開催を行います。
詳しくはJUDF事務局にお問い合わせください。